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日本の本場の味を伝えるラーメンは台北でも珍しくなくなったが、その老舗といえるのが「美濃屋」である。1999年5月のオープン以来、福島県・喜多方ラーメンの味を一貫して追求してきた。
 
オーナーの陳秀珠さん自らが喜多方に出向いて修業して店を開いたという本格派だ。たまたま知り合った喜多方ラーメン店「美濃屋」のオーナーの勧めで、まったく畑違いの服飾関係から転身した。
「ゼロからのスタートでした。できることから始めました」と陳さん。オープン時のメニューは、わずか5品だった。基本的なラーメン類のみで、餃子もなかった。完全にモノにしたメニューしか出したくないというのが、その理由だった。
そのこだわりはすべてにわたる。厨房器具はすべて日本製。味噌も東京の老舗の味噌屋の物を使っている。スープも麺も喜多方で修得した秘伝通り手作り。日本同様に麺は摂氏15度でひと晩寝かせている。さまざまな野菜と煮干、鶏がら、豚骨を入れてじっくり煮込んだスープは、あっさりしているように見えるが後をひく味だ。
 
お薦めは「なんといっても喜多方ラーメンと、特製つけ麺」という陳さん。麺に自信があるからこそいえる言葉である。
店内に一歩入ると、ここが台湾であることを忘れさせてくれる。喜多方市の観光マップや喜多方ラーメン老麺会の暖簾が飾られており、まるで喜多方にいるような雰囲気。台湾にいる日本人に、自分の国にいるような気持ちになってほしいという。
「美濃屋」の暖簾に対する思いは、ことのほか強い。「美濃屋は戦国時代までさかのぼる暖簾で、元々は宿屋だったと聞いています」と陳さん。そんな言葉の端端から喜多方ラーメンと美濃屋に対する誇りが伝わってくる。その熱の入れようは、12年目に入った今でも変わらない。
 
台北市長安東路1段22-18号
02-2567-5418
11:30~17:00
17:30~22:00
月曜日定休
①麺自慢の特製つけ
②日本の味の餃子
③オーソドックな喜多方ラーメン
↑秘伝のスープを入れる
←手際よく麺をゆでる陳さん
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