牽手

擴音器 台湾語は北部、中部、南部と各地方、各家庭によって発音が異なることがあります。ここでは、異なる地方出身の台湾語ネーティブの発音を複数収録しました。

[台湾語]牽手

   (カンチュウ)

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[日本語訳] 妻

[例文]  這是我的牽手。

(ゼ シ グァ エ カン チュウ)

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[台湾華語]  這是我的牽手。 (ㄓㄜˋㄕˋㄨㄛˇㄉㄜㄑㄧㄢㄕㄡˇ)
[日本語訳] これは私の妻です。

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漢字を直訳すると、「手をつなぐ」という意味になりますが、台湾語ではちょっと違う奥深い意味があります。読者の皆さん、想像がつきますか? 実は、妻を意味する表現なんです。台湾華語では、妻を意味する表現として太太(tài tai)、老婆(lǎo pó)、內人(nèi rén)などいろいろな表現があります。

一方、夫を意味する表現としては、丈夫(zhàng fū)、老公(lǎo gōng)、先生(xiān shēng)などの表現があります。それから、日本語の「あなた」の外来語として当て字の阿娜答(アナタ)という表現も存在しています。こちらは性別に関係なく、どちらかというと英語の「ダーリン」に近い意味で使われています。また、中国大陸では愛人(ài rén)という表現を性別に関係なく配偶者の意味で使いますが、台湾ではその意味では用いませんね。

台湾社会では夫や妻に関する言い方や言い回しが実に多種多様でバラエティーに富んでいます。
台湾語では夫を意味する表現として「尪(アン)」、妻を意味する表現として「某(ボー)」などの表現がありますが、台湾語で妻を意味する表現の中で、私のイチオシの表現は、この「牽手(カンチュウ)」なんです。

台湾語では、なぜ「牽手(カンチュウ)」が妻を意味するのでしょう。特に男性の皆さん、考えてみてください。お国自慢ではありませんが、台湾人の男性は、すごく優しい人が多いんです(あくまでも個人の感想として)(^_-)-☆。妻の手を一生つないで、男として妻のことを大切にし、守っていくという意味合いが込められている表現なんです。この台湾語の表現、私はとてもステキだと思うんですが、皆さんもステキだと思いませんか?

「牽手(カンチュウ)」という表現は、台湾語独特な奥ゆかしい表現として、台湾語の歌や台湾語のドラマの中でもたくさん登場する表現なんですよ。これから読者の皆さんも耳にする機会があるかもしれませんね。

(文:趙怡華/2016年7月号掲載)

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