●「天国からの果実」ガックフルーツに注目 産業化に期待

強い抗酸化作用を持つリコピンを豊富に含み、「天国からの果実」とも称される果物、ガックフルーツ(ナンバンカラスウリ)。行政院農業委員会台東区農業改良場は品種改良技術を地元の大学に移転し、健康食品の開発を進めている。

同改良場は東部の農家の収益を高めようと、台東雑穀の三宝とされるアワ、キマメ、赤キヌアについて新品種の開発や栽培研究などを行い、普及を後押ししてきた。同改良場が次に発展を推し進めるのがガックフルーツだ。

ガックフルーツはインドや中国大陸南部、東南アジア、オーストラリア北東部などに分布しており、台東では中央山脈や海岸山脈の山麓にある台湾原住民(先住民)アミ族やプユマ族、パイワン族の集落で見られる。先住民は野生の果実を食用しており、生産量や品質は安定していなかったという。

改良場はガックフルーツの栄養価の豊富さと海外での注目度の高さに目をつけ、屏東科技大学(屏東県)と共同で機能性成分を分析し、繁殖や加工に関する研究を実施。発芽時間の短縮や発芽率の上昇に成功した。

開発された繁殖技術は栽培面積の拡大や普及のため、すでに農家や業者に移転されている。屏東科技大バイオテクノロジー学科の黄卓治・教授によると、健康食品の開発も進んでおり、すでにサプリメントが完成しているという。(中央社フォーカス台湾)

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