●「湾生」の女性、戦後初めて母校訪問 卒業証書を手に感動

日本統治時代の台湾で生まれたいわゆる「湾生」の日本人女性が11月28日、母校の高雄州立屏東第一高等女学校(現・国立屏東女子高級中学)を戦後初めて訪問し、当時の学校生活に思いを馳せた。

訪れたのは高橋勅子さん。1924(大正13)年に基隆で生まれ、父親の転勤に合わせ屏東で5年間過ごした。卒業後も訪台する機会はあったが、母校に足を運ぶことはなく、今回は湾生団体「屏東会」や立法委員(国会議員)の力添えで訪問が実現した。

同校には当時の写真や通知表が残されており、10段階評価で9が並んだ成績を確認した高橋さんは、予想外の好成績に思わずにっこり。廊下で同級生と流行歌を歌い校長室に呼び出されたことや水泳部員として毎日2000メートル泳いだ思い出を語った。

今回の訪問に合わせ、同校では卒業証書を作製し高橋さんに授与。林勳棟・校長によると、当時は卒業証書がなかったといい、ささやかな手土産となった。

林校長は、「卒業生は学校の最大の資産」とし、資料や写真のデジタル保存を決定。同校の歴史的資料として保管するとしている。(中央社フォーカス台湾)

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