●「日本台湾交流協会」除幕式、改名賛成のデモ隊も駆けつけ

日本の対台湾窓口機関、交流協会は元日から「日本台湾交流協会」(日台交流協会)に名称変更したが、その除幕式が3日、日台交流協会台北事務所で行われ、事務所正面に「日本台湾交流協会」の看板が掲げられた。沼田代表によると、改名は昨年同所が実施した世論調査で台湾人の間での「交流協会」の認知度がわずか14%だったことが一つのきっかけで、対象名を明確にする、つまり日本と台湾の名を入れることが目的だったという。しかし実際にはかなり前から改名の必要がいわれていた。それができなかったのは、大使館に相当する交流協会が「台湾」の名を明記することは、日本の台湾承認につながりかねないと、中国が批判するのではないかという日本の中国配慮があったからだ。ここへ来て改名実施となったのは、日台間の交流拡大で日本の過度な「中国配慮」が減殺したことがあり、さらに中国に一定の距離を置く安倍政権下ということもあった。それに加えて台湾側にも台湾意識の拡大で改名を歓迎するムードが強かったこともある。

日本と台湾は1972年に断交し、その年の12月に交流協会が発足したが、当時、日本は日本と台湾という意味で「日台交流協会」の名を掲げたが、台湾側はこれに反対し、中華民国を示す「日華交流協会」の名を要求、日本側は「華」は中国を示すこともあって、結局、対象がはっきりしない「交流協会」になったといういきさつがある。今回の改名を台湾側歓迎しているという背景には、蔡英文政権の誕生で中華民国より台湾という台湾意識の拡大が定着していることを示しているともいえる。実際、除幕式ではデモ隊が押し掛けたが、このデモは改名反対ではなく、「日本はいい、台湾はいい、日本台湾交流協会は素晴らしい」と改名賛成の社会団体で、感謝の花束を献上していた。

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