●文化省、書籍版「湾生回家」への賞取り消し検討 作者の身分詐称で

日本統治時代の台湾で生まれた日本人「湾生」をテーマにした映画「湾生回家」のエグゼクティブプロデューサー、田中実加(陳宣儒)氏が、身分を詐称していた問題。文化部(文化省)は1日、同氏の著書「湾生回家」に対して2015年に授与していた「金鼎奨」の取り消しを検討する姿勢を示した。

金鼎奨は文化部が毎年、優れた出版物を表彰する賞で、「湾生回家」は非文学部門に輝いていた。

文化部では、近いうちに当時の審査員らを招集し、取り消しの必要性などについて協議する可能性を示唆した。

一方、消費者団体の中華民国消費者文教基金会傘下の消費者報道雑誌社は、本の購入者は、購入の意向を撤回できるとして、返品と返金が認められる場合があるとする見解を発表。

政治大学(台北市)台湾文学研究所の陳芳明・教授は、「田中氏は郷愁の思いを利用して映画を撮った」と指摘。「人を欺くことは最も劣悪な行為だ」と田中氏を批判している。(中央社フォーカス台湾)

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