●台湾の漆芸家、日本の文部科学大臣賞受賞に「光栄」

台湾の漆芸家、彭坤炎さんが2月23日、「第24回日本文化を担う・漆の美展」の文部科学大臣賞を受賞した。この日、東京都内で行われた表彰式に出席した彭さんは、日本という漆器大国でこの賞をもらえたのは、実に光栄だと喜びを述べた。

受賞作品は「波響」。彭さんによると、生まれ故郷の海岸に押し寄せる波の勇ましさから発想を得て、1年をかけて製作された。漆を何層も塗り重ね、それを加工していく「堆漆」(ついしつ)という技法で作られたという。

漆の美展は日本漆工協会などが主催。彭さんは2006年に日本漆工協会会長賞、2011年には外国人として初めて同展の林野庁長官賞を受賞している。

この日は懇親会も開かれ、台北駐日経済文化代表処の朱文清・台湾文化センター長が乾杯の音頭を取った。朱氏は、第二次世界大戦前に香川県出身の山中公氏が台中に漆芸学校を設置し、台湾独特の「蓬莱塗」と呼ばれる技術を確立させたことに触れ、来年、香川県高松市で台日漆芸展を開催する計画を明かした。

同展は26日まで明治神宮文化館で開催される。(中央社フォーカス台湾)

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