●にぎわい失う台北の書店街

書店街として長年親しまれていた台北駅に近い重慶南路一帯が、大きな変化に見舞われている。1970年代の最盛期には100店を超える書店が軒を連ねていたが、インターネットが普及し、生活習慣が変わった現在は12店舗が営業を続けるのみ。各店が厳しい経営を強いられている。

以前は書店以外の店舗が見つからないといわれていた同地。連日多くの買い物客でにぎわった。変化が訪れたのは約10年前。若者を中心に客が足を運ばなくなり、1店また1店と店を畳んだ。跡地には飲食店や宿泊施設がオープンし、雰囲気が変わった。 書店を支えるのは、熱心なファン。今でも書店で本を購入すると話す男性は、「本屋で買ったほうが、趣と温もりがある」というが、ネットなら便利だし安いと本音も漏らす。 ある書店の経営者は、外を歩く若者は通り過ぎるだけと嘆く。だが、「書店街には思い入れと使命感がある」と語り、きょうも懸命の切り盛りを続けている。(中央社フォーカス台湾)

広告

コメントを残す