台湾の結婚式の披露宴といえば……。

台湾の結婚式の披露宴に参加されたことがある方は、「え?」と戸惑われたことはありませんか? 日本人の友達によく質問されたこと、流れや習慣が違うところを挙げて説明します。

台湾の結婚式の披露宴は定時に始まらない?

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お腹がすいた!いったい何時に始まるの?

本来、時間を守るのが礼節ですが、ほとんど定時に始まらないのが台湾の披露宴です。もちろん時間通りに始まる場合もありますが、30~40分後に始まるのが一般的です。招待客がなかなかそろわないので、始まる時間もどんどん遅くなるのです。ですから先に来てしまった人がお腹ペコペコにならないように、テーブルにはいつも飴や瓜子(塩煎りしたカボチャやスイカの種)ジュース、お茶などが用意されています。
「じゃあむしろ定時に行かないのが主流なの?」まあ、そうですね。招待状に6時開始と書いてあるなら、だいたい6時半過ぎから始まり、6時半開始なら早くて7時開始ですから。しかし、これも披露宴の場所によります。もし○○ホテルの宴会場や○○披露宴レストランで行われれば、普通テーブルごとに席次表があります。テーブルの上には新郎(新婦)親戚、新郎(新婦)友人、新郎(新婦)同僚などのカードが置かれます。この場合はちょっと遅れて行っても問題ないのですが、座る場所が決まっていない屋外で行われる「流水席」なら、早めに行った方がいいです。なぜなら出席の人数はおおよそで、厳密に確認できないので席が足りない場合もあるからです。

何を着て行けばいいの?  

受付担当や花嫁付き添い人および花婿付き添い人を務める人はもちろん正装(男性はスーツ、女性はドレス)で出席する必要があります。私はよくご祝儀を頂く受付の役を任されます、なぜか知らないけど(汗)。いつもはジーパンとスニーカーを履いている私ですが、ドレスとヒールのある靴を履いて普段より正式な服装で出席します。もし司会など前でスピーチをすることがなく、単純に披露宴に参加される方ならカジュアルな普段着で行っても大丈夫です。台湾の結婚式はよく週末の昼に行われるので、披露宴に参加した後そのまま遊びに行く人も少なくないのでカジュアルな服装を好む人が多いわけです。もちろん、披露宴の場を借りて異性と知り合う機会を求める方は、とことんオシャレにしてもいいですよ。ただし、主役の花婿と花嫁よりは控えめにね(笑)。

ご祝儀の金額のマナーや相場は? 
B紅包(ご祝儀)の金額は新郎新婦との関係で決まります。同僚なら1600~2000元、新郎新婦の上司なら3000元~、目上の親戚なら6000~1万元が相場です。友達なら親しさによって決めますが、3600元以上が普通です(プレゼントを贈る人もいます)。披露宴に出席できない場合は出席する知り合いに頼んでお祝儀を渡します。この場合、頼まれた人は紅包を包んだ人の名前と金額を書いた「謝卡」をレシート替わりに受付からもらいます。
台湾のご祝儀は「4」と「8」の数字は使いません。4は「死」、8は「別」(別れ)の発音と似ているので縁起が悪いのです。金額は1200、1600、2000、2200、2600、3200、3600、6000~10000などがあります。そう、お気づきかもしれませんが、日本と違い金額は(百元単位の)偶数にします。

日本から持ってきたご祝儀の袋を使ってもいい? 
B1台湾では赤は喜ばしいこと、白は悲しいこと(葬式)を意味するので、白はダメです。結婚式のご祝儀と葬式の香典を併せて「紅白包」と言います。文字通り、ご祝儀は必ず赤い袋を使い、お香典は絶対に白い袋を使います。もし日本の白いご祝儀袋を使ったら、いくらデザインが素敵でも台湾人はびっくりします。
袋の上には祝福のメッセージを書き、右下に自分の名前を書きます。受付で紅包を出したら、受付の人がその場で袋を開けて中身を確認します。そして金額と紅包に書いてある名前を「禮金簿」というノートに記入します。これは今後、紅包をくれた人の結婚式に参加するときの参考になります。ちなみに、お香典は(百元単位の)奇数(1100、1300、1500、2100)で、おめでたいことではないので金額はご祝儀より大分低いです。

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赤は喜びの色

食べ切れないものは全部持ち帰り可能? 
C台湾の「打包文化」(食事を持ち帰る文化)は披露宴にも適用されます。一つの円卓は大抵10人用で人数分の料理を出されますが、たまに10人も座らない場合があります。そうすると料理が余りますから、直接ウエーターに包んでもらう人が出てきます。私は披露宴の途中で、主催者が自らみんなに袋を配って、「食べ切れないものをどうぞ持って帰ってください」というユニークな状況に遭遇したこともあります。持ち帰りされなかったものを集めて主催者が持って帰ることもあります。揚げ物や油飯(台湾おこわ)から、魚料理、スープまで、どんな料理も持ち帰ることができます。ジュースやお酒も持ち帰ることができますよ。


台湾披露宴あるある早見表

1. 台湾の披露宴は20~30分遅れて行ってもいいです。
2. 早めに行く場合は開始前に少しおやつを食べてください。
3. ご祝儀は赤い袋「紅包」を使わなければなりません。白い袋はマナー違反です。
4. 紅包(ご祝儀)の金額は4と8以外の偶数です。
5. 披露宴の料理と飲み物はすべて持ち帰ることができるのであまり驚かないでください(笑)。


杏子のひとこと
3議員のスピーチや、新郎新婦がダンスをパフォーマンス、クイズゲーム、花嫁のブーケくじ引き、バンドの出演、カラオケ、隨桌敬酒(新郎新婦と双方両親がすべてのテーブルに出向いて招待客と乾杯します)など……。台湾の披露宴は参加するたびに新鮮なことがいっぱいで、これも興味深い文化です。日本の皆さんもぜひ台湾の披露宴で楽しい体験ができますように。

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