●奥の細道から台湾画家の足跡たどる

日本統治時代に活躍した台湾人画家、陳澄波の複製画57点が、嘉義公園や中央噴水池など南部・嘉義市の各地に展示されている。設置されているのは陳が当時、絵画を写生した場所。同市政府文化局は松尾芭蕉の紀行文学『奥の細道』に登場する土地を訪ねるツアーなどが日本で行われているのに習い、陳の写生地などをたどる旅を提案し、観光を盛り上げようとしている。

文化局によれば、陳は日本統治時代に初めて帝展(現日展)に西洋画で入選した台湾の画家。嘉義市二二八紀念文教基金会の江栄森・董事長(会長)によれば、生前の陳は自転車で嘉義市内を巡り、各地で写生するのが好きだったという。

同基金会は2001年に嘉義公園に初めて陳の複製画を展示。2009年までに57点を市内各地に設置した。展示されている全ての複製画には写生地の今と昔を伝える解説文が付けられている。

複製画の展示物は同基金会が所有しているが、文化局は陳の足跡をたどる旅を推進するため、将来的には同局に移管する予定だとしている。(中央社フォーカス台湾)

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