●卸業者が抗精神薬の有効期限改ざん

台湾でまた医薬品の安全問題が発生した。統合失調症治療などに使われる非定型抗精神薬「オランザピン(商品名:金平膜衣錠5mg)」で、卸業者がロット番号を捏造(ねつぞう)し、薬局など94店に販売していた。2016年11月に有効期限切れのロット番号「E1235」は、2018年3月28日に日付が改ざんされた。「E1238」も偽造ロット番号だ。新北市衛生局は業者倉庫で8万5000錠を押収したが、既に9万錠余りが出荷され、回収を進めている。同成分・同規格の他社製品は他に18種類あり、「金平」のシェアは0.8%と低いが、昨年は851人が使用した。衛生福利部(日本の厚生労働省に相当)食品薬物管理署では消費者に対し、手元にある薬品を確認し、該当する薬品があれば直ちに使用を中止し、医師に相談するよう呼び掛けている。今回の事件は薬事法に違反するものであり、最高で10年以下の懲役に、併せて最高1億元(約3億7000万円)の罰金が科されることがある。

台湾では先ごろ、「極品正露丸」。中栄貿易公司と嫦娥薬品公司が日本から輸入した「極品正露丸」および「極東正露丸」の有効期限を改ざんしていた事実が発覚したばかり。相次ぐ不祥事に、医薬品取り扱い業者への不信感が高まっている。

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