●日本統治時代の派出所 改修起工式

台中市指定の古跡「梧棲官吏派出所と宿舎群」(梧棲区)は台湾で唯一、派出所と宿舎群、防空壕など警察関連の施設が完全な姿で残っている歴史的建築で、80年以上の歴史を持つ。老朽化が目立ってきたことから大規模な改修工事が行われることとなり、23日に起工式が行われた。台中市の観光スポットがまた一つ増えると期待されている。

台中市政府の公式資料によると、同派出所が最初に設置されたのは1919(大正8)年で、現在残る建物は1931(昭和6)年に建て替えられたもの。敷地面積約521平方メートルに事務棟1棟、宿舎4棟、防空壕1基が建設されている。

同市文化局によると、改修後にはツーリスト・インフォメーション・センターも設けられ、地元の文化・歴史資料の展示や観光案内、日本風の居住空間の体験など各種のサービスで古跡の魅力と価値を伝えていくという。完了予定は2018年末。

起工式に出席した林佳龍・台中市長は、政府は改修のために6300万台湾元(約2億3300万円)の予算を投じると語り、歴史的建築物の修復・再利用と都市計画の併用で投資を誘致したいと意気込んだ。

台中市では近年、日本統治時代の建物を改修して活用する動きがあり、1911年築の旧市役所がカフェもあるアート空間に、1927年開業の医院がスイーツ店になるなどして観光スポット化している例が多く見られる。(中央社フォーカス台湾)

広告

コメントを残す