●南明・魯王の墓誌、金門に里帰り

離島・金門島の金門歴史民俗博物館で開催されている特別展で、国立歴史博物館(史博館、台北市)が所蔵する国宝の一つであり、60年近く前に金門で発見された「皇明監国魯王壙誌」が里帰りし、公開されている

皇明監国魯王壙誌は、明の皇族によって立てられた亡命政権、南明の監国、朱以海(魯王)の生涯が記された墓誌。清朝に編纂(へんさん)された歴史書『明史』には、魯王は清軍に対抗したもののかなわず金門に逃れたが、鄭成功に殺されたと記載されている。

1959年、金門で採石作業をしていた国軍が魯王の墓地と墓誌を発見。墓誌には喘息で亡くなったことや没年が刻まれており、死因は鄭成功と関わりがなかったことが明らかになった。墓誌は後に史博館で所蔵されることになり、墓地と離れ離れになって今に至る。このたび、史博館との共催により金門での公開がかなった。

特別展終了後、墓誌は史博館に戻る。地元の国宝が他所にある遺憾を補うためとして、史博館は9日、3Dプリンターで製作した複製を金門県政府に贈呈した。

特別展は、金門県文化園区金門歴史民俗博物館で、8月30日まで開催される。(中央社フォーカス台湾)

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