●環保団体デモ、石灰石採掘許可に反発

台湾の環境保護団体がセメント業者の採掘行為に反対し、政府の対応策を迫るデモを呼び掛け、これに呼応した8000人(主催者発表)が25日午後、台北市内をデモ行進した。

花蓮県では、政府の許可を得たセメント業者が1973年から石灰石の採掘をしており、採掘場ではむき出しになった山肌が拡大している。花蓮は豊かな自然に恵まれていることで知られ、採掘場付近には有名な景勝地、タロコ峡谷などがあり、景観への影響が懸念されるほか、環境アセスメントが適切に行われてこなかったという指摘もあり、問題点が多い。付近の住民も生活面で大きな影響を受けている。

台湾の鉱業法は、採掘権の期限が来ても原則的にそのまま延期できるほか、土地所有者の同意がない段階で先に採掘を始められるなど、業者に有利。問題の業者も、今年で切れる採掘権の再延長を申請しており、3月には経済部(経済省)から許可が下りて、2037年まで延長された。

経済部は鉱業法の改正には前向きに対処しているが、業者の申請は合法であるとしており、行政院(内閣)も、同部の判断を尊重する姿勢を見せている。

デモ行進に参加した人々は、業者に対し採掘を止めるよう求めるほか、政府に対しても、業者に認めた採掘権延長の撤回、早期の法改正などを要求した。デモを起こした環境保護団体は、業者に採掘を止めるよう求める署名運動も始めて、すでに21万人以上の署名が集まったと発表している。(中央社フォーカス台湾)

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