●ごみ8000トンに市民が悲鳴、雲林

中部・雲林県でごみ処分の問題が深刻化している。ごみ堆積量が8000トンに達した同県斗六市や関連団体は25日、県と政府に対し解決を要求し、市政府を含む公的機関から出されるごみの収集を29日から停止し、家庭ごみの処理を優先すると発表した。同県の林長造環境保護局長は、ごみや焼却灰の運搬における過渡期だとしており、県内の各自治体にごみを一時的に保管できる場所を探すよう、協力を求めている。

同県の林内ごみ焼却場は2005年に工事が完了しているものの、建設当時の県長の汚職問題や建設会社との訴訟、最高裁による環境アセスメントの無効判決などの問題が重なり、いまだ利用が開始されていない。

同県で出される家庭ごみは一日当たり320トンとされ、うち210トンの焼却処理を県外に委託する必要がある。だが、1トンのごみの焼却に対し、その際に発生する灰1.8トンの回収が科される。その灰の運搬が追いついておらず、県内各地には未処理のごみも堆積されている。県内のごみ総堆積量は2万8000トンを超えるとみられている。

斗六市の謝淑亜市長は、ごみの運搬を行う責務を市は負うとしながらも、最終的な処理は県の環境保護局や、行政院(内閣)環境保護署の責任だと主張。ごみは基本的な生活問題であり、ごみが適切に処理されなかった場合、人々の生活の意義はどこにあるのかと訴えた。

林聖爵・雲林県議員らは、同県のごみ問題は既に政治問題となっていると指摘。林内ごみ焼却場の環境アセスメントのやり直しがまだ行われていないだけでなく、訴訟の未解決もごみ問題を深刻化させている原因だとしている。(中央社フォーカス台湾)

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