●台北映画祭が開幕、初日から満席

 

第19回台北映画祭(台北電影節)が6月29日、台北市内で開幕した。オープニング作品「大仏普拉斯」はチケットが発売直後に完売になる人気ぶり。世界プレミアとなったこの日の上映では1000席近い客席が満席となり、上映後には大きな拍手が起こった。

同作はホアン・シンヤオ(黄信堯)監督の短編映画「大仏」をベースにした作品。社会の隅で生きる中年男性二人が工場オーナーのドライブレコーダーを盗み見たのを発端に、不可思議な連鎖反応が起こり、工場にあった大仏までもが騒ぎに巻き込まれるという物語。同作の長編化は映画監督、チョン・モンホン(鍾孟宏)氏のアイデアで行われたもので、チョン氏がエグゼクティブプロデューサーとカメラマンを務めた。

これまで短編やドキュメンタリーを同映画祭に出品してきたホアン監督。今回初となる長編フィクションでの参加に「里帰りした気分」と喜びをのぞかせた。

ホアン監督は、同作で表現したかったのは台湾の現状や生活の様子だったと語る。週刊誌を読むことなどを例に出し、別の世界に住む人の生活をのぞき見ることで人々は苦労を忘れていると持論を展開。特に伝えたいメッセージがあるわけではなく、身近にいながら関心を持ったことのない人々の生活を理解したかったと、製作の背景を明かした。

台北映画祭は7月15日まで開かれる。(中央社フォーカス台湾)

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