●南部・屏東県、日本軍施設を保存へ

南部の屏東県政府文化処は、同県に複数残されているトーチカが第二次世界大戦中に残された日本軍の軍事施設だと分かったのを受け、遺跡を再利用し、文化的な観光スポットとしての活用を目指そうとしている。同県は、今後は遺跡の登録指定や活用方法について議論し、地域と協力して保存を進めていく。

同県南西部には“忘れ去られたトーチカ”が数多く残されているが、地元では詳細は知られていなかった。同県政府が先日、文化資産の専門家を招いて調査を行ったところ、70年以上の歴史を有する軍事施設の遺構だと分かったという。

同処によれば、第二次世界大戦当時、日本軍は米軍が屏東から台湾に上陸する可能性があると考え、2万人近くで構成された第50師団を駐屯させて防衛を固めていた。同師団は台湾の主力部隊の一つで、県内には今でも司令部や防御基地、前進観測塔などの軍事施設が残されている。

米軍は沖縄やフィリピンから侵攻したため、屏東で地上戦が行われることはなかったが、重要な拠点は米軍による空襲を受けた。(中央社フォーカス台湾)

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