●地震多発の台湾、耐震技術向上へ

国家地震工程(工学)研究センターが成功大学(台南市)キャンパス内に耐震技術の向上を目指す台南実験室を設立、9日に除幕式が行われた。式に出席した科学技術部の陳良基・部長(大臣)は、一流設備を生かし、世界レベルの研究機関になればと期待を示した。
同センターの黄世建・主任によると、地震が頻繁に起き、断層も密集している台湾では、建物約250万棟と約860万人が活断層の10キロ圏に位置し、地震の脅威にさらされているにもかかわらず、これまで断層近傍における地震動の影響をシミュレーションできる設備がなかった。
台南実験室には、こうした地震動に対する建築物の応答特性を調べ、耐震技術の発展を促す振動台と、アジア唯一とされる、耐震部品の実物大実験を行える測定器が設置された。総工費13億台湾元(約47億2100 万円)で、うち8億元(約29億500万円)が設備投資に充てられたという。
黄主任は、今後、台湾企業は自社製品のテストを国内で済ませられ、コスト削減につながると指摘するとともに、将来的には先端技術を用いて台湾の耐震技術を世界のトップレベルにまで押し上げたいと意欲を示している。(中央社フォーカス台湾)

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