●台湾の歴史を題材にした漫画雑誌が復刊

台湾の歴史や民俗、生態などを題材にした漫画を集めた季刊誌「CCC創作集」が年末に月刊誌として復刊する。同誌は科技部(科学技術省)の計画を起源として2009年に創刊され、計20号が発行されたが、2015年末に休刊。以前の掲載作品の一部は日本語翻訳版もデジタル版で発行されている。17 日に台北市内で行われた記者会見に出席した文化部(文化省)の鄭麗君・部長は、長編連載漫画ブームを後押しできればと期待を寄せている。

同誌のこれまでの発行部数は約10万部。台湾のデジタル史料を基に漫画を創作した先例で、台湾漫画の独特の路線を切り開いたほか、新鋭漫画家を多数発掘。熱烈なファンを多く獲得していたものの、経費の問題で休刊していた。

掲載作品のうち、日本語に翻訳されているのは台湾茶の父と呼ばれる二人の足跡を描いた「異人茶跡」や伝統的人形劇「布袋戯」(ポテヒ)をテーマにした「龍泉侠と謎霧人―台湾布袋劇伝説―」など。

日本語翻訳版を出版するデジタルカタパルト(東京都)の平柳竜樹取締役は、CCC創作集の連載作品は台湾の文化や歴史を背景としているため、台湾人漫画家にしか描けない作品だと指摘。これらの作品を日本に紹介することで、より多くの台湾文化を日本の読者に知ってもらえればと語った。

台北市の国立台湾博物館では、CCC創作集の掲載作品とテクノロジーを融合し、世界観を再現した特別展「漫筆虛実-CCC創作集デジタル体験展」が15日に始まった。日本統治時代の台北の喫茶店や19世紀の台湾茶の世界がAR(拡張現実)で体験できるほか、3Dプロジェクションマッピングで現存しない台北の歴史的建築物が再現される。9月3日まで。(中央社フォーカス台湾)

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