●日本時代の建物、ラジオ局から県に

1945年に設立されたラジオのローカル局、「中国広播公司(中広)花蓮台」(東部・花蓮県)が、政府の文化財保護政策に合わせ、10月末、オフィスにしていた日本統治時代の建物から花蓮駅付近の新拠点に移転した。これに伴い、旧オフィスは同県文化局の所有となり、今後、歴史景観エリアとして管理される。

旧オフィスは、1944(昭和19)年に放送を開始した台湾放送協会花蓮港放送局の建物。第二次世界大戦後、中華民国政府に接収され、放送施設と送信設備が中央広播事業管理処(現・中広)に引き継がれていた。日本統治時代から残る建物はれんが、木材を使用した平屋建てで、2015年に県の歴史建築に指定された。

付近には1921(大正10)年竣工(しゅんこう)の米崙淨水場を活性化させた文化エリア「美崙自来水園区」や対船舶通信を行った海岸局(現・中華電信)、1942(昭和17)年に建てられた軍事施設、兵事部(現・松園別館)など、歴史を感じさせるスポットが多く、観光地としての潜在価値が期待されている。(中央社フォーカス台湾)

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