●ビンロウ愛好者の比率、トップは台東

ヤシ科の植物であるビンロウ(漢字は檳榔)は、台湾ではかみたばこに似た嗜好(しこう)品として人気がある。しかしビンロウの愛好者は口腔がん、喉頭がんになりやすいことから、危険視されているのも事実である。

台湾檳榔防制・口腔癌防治聯盟が16日発表した調査結果によると、2016年に台湾の20歳以上の人のうち、ビンロウをかむ人の比率は8.4%で前年の8.8%より0.4ポイント低下した。しかしビンロウ愛好者の口腔がん罹患(りかん)率は、ビンロウをかまない人に比べて非常に高いことが分かっている。

台湾では口腔がんを発症した人のうち、最も発症率が高いのは35~44歳の壮年層。仕事に最も打ち込むべき年齢の人の間でがん発症率が高いことは、社会や家庭に深刻な影響を及ぼすことを示す。ちなみに、2016年の台湾のがんによる死亡人口のうち、口腔がんは5位だった。

また2016年に県・市別(基隆市は調査に不参加)でビンロウをかむ人の比率が最も高かったのは台東県の19%だった。

 

<県・市別で見たビンロウをかむ人の比率>

①台東県:19%

②花蓮県:17.7%

③南投県:13.3

④苗栗県:12.7

⑤桃園市、雲林県:11.8%

⑥嘉義県:11.2%

⑦宜蘭県:10.4%

⑧屏東県:9.4%

⑨新北市:8.7

同聯盟の韓良俊・主席(台湾大学名誉教授)は、ビンロウをかむ人の比率が高い地方では、現地の住民の生活習慣や、ビンロウ栽培に従事している人が多いことと関連があるとし、その例として台東県、嘉義県、南投県、屏東県での比率が高いと指摘した。

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