●八仙洞遺跡で新石器時代の陶片発見

台湾最古の遺跡、八仙洞遺跡(東部・台東県)の洞窟の中でも最大の霊岩洞から、このほど、約2500年前(新石器時代)の陶器の破片と動物の骨が出土したことが分かった。発掘調査に参加していた中央研究院の臧振華・研究員が16日、台東市で開催されたシンポジウムに出席した際、明らかにした。

八仙洞は、台湾最古とされる「長浜文化」が育まれた地点。海岸に面した岸壁に点在する複数の洞窟から成る。1968年以降に発掘調査が始まり、新・旧石器時代の遺物が相次いで見つかった。2006年に国定古跡に指定されている。洞窟は、3万年前~2500年前のものとされ、臧研究員によると、これまでに30洞が確認されている。台東県は、遺跡の世界遺産登録を目指している。

しかし、日本統治時代以来、洞窟の多くは祠(ほこら)や寺院などの宗教施設として発展し、観光地となっていた。同県は約30年前から、公有地の不法占拠だとして立ち退きを求め、近年裁判で県側が勝訴したことにより、各洞窟の明け渡しが順次進められている。

霊岩洞は7月に同県に移管され、委託を受けた臧研究員が発掘チームを率いて調査に当たっていた。

臧研究員は、同地の出土品は東南アジアや中国大陸華南地方で見つかった旧石器時代の遺物と共通点が多いことを挙げ、今から約5万年以上前と推定される長浜文化の人類が約8万年前にアフリカから渡ってきた可能性を指摘している。(中央社フォーカス台湾)

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