●マリモに興味津々、台湾で特別展示

国立台湾博物館(台北市)で2日、日本の特別天然記念物、マリモの特別展示が始まった。今年、阿寒湖(北海道釧路市)のマリモは発見120周年を迎え、発見者の川上瀧彌が同博物館の初代館長を務めた縁で今回の展示が企画された。阿寒湖のマリモが海を渡ったのは今回が初だという。マリモをこの日、初めて目にしたという来場者も多く、興味津々に鑑賞する姿が見られた。

札幌農学校(現北海道大学)出身の川上は、日本統治時代の1903(明治36)年に渡台。台湾の自然史研究に大きく貢献した研究者の一人とされ、川上の名を取って命名された台湾の植物は数十種存在する。特別展は「川上瀧彌と阿寒の自然」と題され、マリモの実物のほか、発見された過程や近年の研究成果なども紹介されているという。

同博物館の王逸群・副館長は、マリモが阿寒湖の生物多様性の指標であることなどに触れながら、来場者に北海道の環境保護の取り組みを知ってもらい、環境に対する意識向上が促進できればと話した。

特別展は来年2月25日まで。(中央社フォーカス台湾)

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