●労基法改正案が成立、3月1日施行

立法院臨時会(臨時国会)は18時間に及ぶ徹夜の採決を経て10日午前、労動基準法部分改正案を可決した。改正労基法は3月1日施行される。争点となっていた輪番の間隔を11時間から8時間に短縮するなど、行政院(内閣)案がほぼ原案通り通過した。法案撤回を求め議場を一時封鎖し、その後、総統府前で座り込みをした野党の時代力量は最終審議と採決をボイコットした。また立法院前で抗議集会を開いた労働団体は「徹底抗戦」を叫び、今後も改正反対の活動を続けるとしている。労基法改正は一昨年暮れに成立し、実施されたが、労使双方から批判があり、行政院長(首相)が交代した際、頼清徳・新院長が再改正を表明、昨年末から審議されていた。この間、一昨年暮れから一年以上にわたって労働団体は波状デモを続け、騒然とした状況が続いていた。このため蔡英文総統は改正案成立後、国民に対し、一年に2度の改正で社会不安を招いたことを謝罪した。

◆労基法改正で改正された主な項目

▽休息日の加勤料と時間計算

現行:4時間未満は4時間勤務と計算

改正:実際の労働時間で計算する

▽毎月の残業時間の上限

現行:46時間

改正:54時間とし、3カ月合計の上限は138時間

▽輪番制の間隔

現行:11時間(未実施)

改正:11時間。労使間で約定できる。ただし8時間より少なくできない。

▽7休1

現行:最長6日連続勤務。一部特殊業務は最長12日。

改正:業種によって最長12日勤務。

▽特別休暇

現行:繰越はできない。未消化休暇は金銭で買い上げ。

改正:未使用休暇は翌年に繰り越し可能、未消化分は買い上げ

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