●絵本作家ジミーときむらゆういち対談

日台の著名な絵本作家、ジミー・リャオ(幾米)さんと「あらしのよるに」のきむらゆういちさんが6日、「台北国際ブックフェア」で大人の絵本について語り合った。コラボ話も飛び出し、日本の出版業者は、実現すれば台湾や日本ばかりでなく、欧米などにも紹介できると期待を寄せている。

ジミーさんは「Separate Ways 君のいる場所」(原題:向左走・向右走)など、大人のテイストを持ち味とする作品で知られる。2011年に台湾で映画化された「星空」は、昨年日本でも公開された。

対談では、大人に本を手にとってもらうためにページ数を増やし、サイズを小さくするなど工夫したデビュー初期の苦労談を披露。また、今後の活動については、子供向け絵本の創作にも興味を示した。

一方のきむらゆういちさんは、映画、アニメにもなった代表作「あらしのよるに」を始めとする子供向けのロングセラーのほか、近年では「そのままのキミがすき」など、大人向けの作品も発表している。

東京で映画「星空」を見たというきむらさんは、映画化の大変さに触れ、「非常に貴重なお仕事されている」と絶賛。

また、「小説は大人が読む。絵本は子供が読む。それが動いて映画になったら大人が見る。全部、大人が見てもいいし、子供が見てもいい。絵本の特徴を考えると、音楽に近い何回も味わいたいという要素がある」と語り、「少子化で本が売れないと言われるが、むしろいいチャンス」と、大人向け絵本が持つ可能性を意欲的に語った。

司会から「きむらさんが文章を書いて、ジミーさんに絵をつけてもらう可能性は」と質問されると、木村さんは「ジミーさんがもしやってくれるのであれば、喜んで挑戦したい」、ジミーさんは「とても楽しみにしている」と、ともに前向きな姿勢を見せた。

中央社の取材に応じたきむらさんはブックフェアについて「自分の本が出版されているので、自分の家に帰ってきたような感じがある」と台湾への親近感を示し、ジミーさんについては「大人の絵本で新しいジャンルを築いてきた彼が、今回、子供の本を作りたいと言ったのは意外でした」と対談を振り返った。(中央社フォーカス台湾)

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