●李登輝元総統の人生を映画に

李登輝・元総統の人生をテーマにしたドキュメンタリー映画が製作されることが8日までに発表された。日本統治時代に生まれ、日本語教育を受けた李氏の体験や思想を描くことを通じて、日本人とは何かを探る。今夏以降の公開を目指すという。

映画「哲人王~李登輝対話篇~」を手掛けるのは園田映人監督。園田氏は台湾総督府に勤めていた祖父と台湾で生まれた「湾生」の母を持つ。自身とゆかりのある台湾を訪れた際、かつて家族の引受先だった台湾人が台湾の未来について「日本統治時代に戻ってほしい」と話したことに意外さを感じ、当時の台湾での日本の文化や教育について興味を持ったことが映画製作のきっかけになったと語っている。

映画は人生に絶望し、自殺を図ろうとした女子大生が李氏の意識と対話しながら展開していく。女子大生の問いかけに李氏が答えることで、日本統治時代の台湾や戦後の国民党政権下で行われた白色テロ、李氏が総統になるまでの心の変遷などが伝えられる。

同作は今年4月に完成予定。園田氏は現在、日本、台湾、米国での公開や海外映画祭への出品を目指し、インターネットを介したクラウドファンディングで資金を募っている。(中央社フォーカス台湾)

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