noovy ヌーヴィー

 

人気急上昇! 期待の新星バンド (中文版)

台湾出身、平均年齢19歳の新世代バンドnoovy。ソニーミュージックの下、2017年1月より日本で本格的な活動を開始。当時、7月までにシングル1000枚、ミニアルバム3000枚を売り切るという目標を掲げ、全国各地のライブハウスやCDショップを中心に営業活動に励んできました。ゼロからのスタートを切り、自らの足を使い汗を流して成し遂げた成果を認められ、ついに今秋、日本でメジャーデビュー。そんな彼らに、これまでの経緯についてお話を伺いました。

Snoovy-2017形象照(2)-伊林娛樂提供


慣れない日本生活での奮闘

―9月27日の日本メジャーデビューを控えて、今どんなお気持ちですか。

JK「デビューした後、どんな生活が待っているか考えてしまいますね。実際、台湾で初のアルバムをリリースした前と後の生活はまったく違いました」

Mark「僕も同じです。でも同時に不安もあります。さらに多くの人に見られるので、パフォーマンスの出来も気になります。それに日本語でのコミュニケーションも心配です」

Hank「うれしくて、ワクワクします。半年前の自分と比べてどこまで成長できるか、想像してしまいますね」

Shawn「どんなプロモーションができるか楽しみです。普通は地元で人気が出てから海外に行くものだけど、僕たちは台湾でも日本でもゼロからのスタート。僕たちの歌がより多くの人に聞いてもらえると思うと期待でいっぱいです」

―バンド名「LOOKINGFOR」から「noovy」への改名に込められた思いは?

Snoovy-ONE形象照(4)-1-Hank

Hank「今年の1月、日本で活動を始めるにあたって、再スタートを切るにふさわしい新たな名前を付けたいと思いました。そこで『newbie (初心者、新参者)』と『groove(大いに楽しむ、愉快にやる)』という二つの言葉を併せて『noovy』にしました。他に誰も同じ名前を付けている人やバンドがなかったのも決め手になりました」

―日本で最も苦労されたことは何ですか。またどうやって乗り越えたのでしょうか。

Mark「日本に行った時、任務と目標がありました。当時はまだ誰一人僕たちを知りませんから、シングル1000枚、ミニアルバム3000枚のCDを売ることは試してみる価値があります。多くの人に僕たちのこと知ってもらえるよう、街でチラシを配りました」

JK「一番苦労したのはやはりCD 3000枚以上を売りきったことです。1000枚達成した時はまだ余裕を感じたのですが」

Shawn「その時は期限まであと半分以上の時間がありましたから」

JK「それが、もうすぐ半分に達するという段階で難しくなってきました」

Mark「2000枚目の時点で行き詰まってしまいました。結局、また街に戻って休みなくチラシを配り、なんとか3000枚という目標を達成しました。でも4人で分担したので、そんなに苦労は感じませんでした」

―『ソニーミュージック』の下で磨きをかけられたそうですが、得られたものは何ですか。

全員「実践経験です」

Shawn「台湾のライブハウスはそんなに多くありませんが、日本にはたくさんあります。おかげでいろいろなライブハウスに出演する機会をいただきました」

Snoovy-ONE形象照(5)-2-JK

JK「あの時は二日に1回ほどライブをやっていました。現場での経験が僕たちに大きな成長をもたらしてくれたと思います」

―台湾と日本での生活で、一番違いを感じたことは何ですか。

JK「まずは日本語が難しいですね。特に敬語とか。それに一つの単語でも複数の意味があるので、覚えるのが大変でした。日本人は言葉遣いがとても丁寧なので、台湾に戻って中国語で人と話したら、自分の言い方は少し失礼なのではないかと心配になりました(笑)」

Shawn「日本の物価も高いです。同じ食べ物でも日本の価格は台湾の3倍以上!」

 

僕たちの思いを皆に届けたい

―アルバム『ONE』の中の日本語曲「イチバンボシ」について教えてください。

Shawn「この歌はかなり後のほうで作られました。僕たちが日本に行ってから数カ月間の出来事をプロデューサーに伝えて、それを歌詞に取り入れたんです。例えば、『失くした財布は出てこない』というフレーズがありますが、本当に僕、財布を落としたんですよ。それからMarkも(笑)!」

JK「ほかには日本に来た時、電車の路線図が複雑で全然わからなかったことも歌詞に取り入れました」

※台湾で販売されたアルバム『ONE』に収録された唯一の日本語曲。

―日本語の歌は難しいですか。

Shawn「実は『イチバンボシ』以外にも、日本盤『ONE』に収録された『KALEIDOSCOPE』、『ONE』は日本語バージョンです。『KALEIDOSCOPE』は『イチバンボシ』の前に収録しました。『イチバンボシ』も発音を意識しましたが、やはり一番難しいのは音節ですね。例えば『暑い』という言葉。日本語の音節は三つですが、対して中国語は一つだけです。そういう、音節の長さが違う部分を合せることが難しかったと思います」

※日本盤『ONE』は4月26日にリリース。

Snoovy-ONE形象照(3)-2-Shwan

―とはいえ『イチバンボシ』は完璧な発音でした。どのように学ばれたのですか。

Shawn「日本語の収録があると聞いた時、大きなプレッシャーを感じました。プロとして笑われるわけにはいかないし、あの時は毎日暇さえあれば日本語の歌を何度も聴いて、発音やアクセントをまねしていました。日常会話は以前、塾で皆と一緒に勉強したことがあります。それにもともと日本の文化が好きだったので、日本のドラマを見ながら覚えました」

―日本でのデビュー曲「Garage」についてご紹介いただけますか。

Shawn「この曲は実は結成当時の3年前に作られたもので、僕たちにとって特別な意味があります。バンドを組んでからの今までのことを歌った歌で、諦めない、自分を奮い立たせるという、いわば代表曲のようなものです」

JK「バンドのあり方をどう示すのかがわからず、迷いがあった時期でした。メロディーに癒やされる感じで、とても共感できます」

Shawn「最初は英語の歌詞だったのですが、その後プロデューサーの田中さんに日本語の歌詞を載せてもらいました。今まで迷い続けて弱気だった僕たちが、諦めずに夢を追いかけて努力し続ける生き様を見せる歌です」

―プロデューサーの田中明仁さんと『Garage』で一緒にお仕事したご感想は?

Shawn「あの国民的アニメ『ONE PIECE』のオープニングテーマ『ヒカリへ』を作った方ですが、厳しい方ではありません。楽曲についてよく僕たちと話し合ってくれました。『絶対こうしなさい』といった強要はせず、いつも僕たちの意見を尊重してくれました」

JK「『ONE PIECE』は子どものころから見ていたので、生で本人の歌が聞けるなんて感動でした。田中さんはとても優しく、お父さんみたいな存在です。何より面倒見のいい人ですね」

―今後の方向性または目標は?

Snoovy-ONE形象照(6)-2-Mark

Shawn「やはり自分で作詞・作曲もしたいですね。それからいつか武道館でコンサートをしたいです。もちろん台北アリーナも!」

Mark「僕たちだけのフルアルバムを作りたいです」

―最後に、台湾でお薦めの食べ物を教えてください。

Hank「僕が好きなのは牛肉麺です。台北出身ですが、西門町の『牛店』の紅焼味は本当においしいですよ!」

Mark「僕の地元、台中名物の『麻芛湯』という食べ物がお薦めです。『麻芛(モアイ―)』とはご飯にかけ、冷やして食べるととてもおいしい夏の野菜です。その清涼感とほのかな苦みは、暑さ対策としてもぴったりです。台中の『第二市場』でよく売られていますよ。それから『阿財』の清水米糕も好きです」

Shawn「『米苔目のかき氷』が好きです。甘いシロップと米苔目はとても合います。冷たくておいしいです」

JK「台南の鱔魚意麵(タウナギ焼きそば)がお薦めです。もともと意麵好きなのですが、これは特製のとろみがあるソースと炒め具合が絶妙で、特においしいです。地元の彰化名物、『肉圓(バーワン)』なら個人的に『阿三』の店が好きです」

※蒸したお米をすりつぶし、ところてんのような道具に通して作った麺。

Profile
2014年結成。メンバーは、ボーカルのShawn(楊尚融)、 ギターのHank(王碩瀚)、ドラムのMark(王冠翔)、ベースのJK(商鈞)の4人。2016年9月、初のシングル 『KALEIDOSCOPE』で台湾デビュー。翌年の7月に台湾で自身初のフルアルバム『ONE』を発売。さらに9月27日に日本でメジャーデビューを果たす。デビューシングルは「Garage」。

(2017年10月号掲載)

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